世間と生活時間が若干ずれている我が家では、ランチタイムが設定されている店での外食がけっこうむつかしい。今日は歯医者へ行くために早起き(当社比)したので、久しぶりに「ベジカフェまーくる
」で食べることにした。東急ハンズ
の北側という行動範囲から外れた場所でもあり、2時までのランチタイムにはなかなか間に合わない。前回は3年前ぐらいになるだろうか。
ワンプレートランチなどもあるが、ここはランチバイキングをいただくことにする。並んでいる野菜料理は十数種類。ガッツリ食べるバイキングと言うより、おいしいものを好きなだけいただける軽めのビュッフェである。以前、ポランでやっていたランチビュッフェにちょっと似ている。街には雪が積もり、野菜の旬は逃している。季候のいいときに食べたような野菜の鮮烈さは感じられないが(もしかするとこちらの舌が肥えたこともあるかもしれない)、逃した旬を十分に補う技を感じる。
素材そのままっぽい料理は定番のニンジンのマリネぐらい。他はかなり手の込んだ料理ばかりだ。基本的にはみな薄味だが、サラダあるいは料理のみの味で食べさせるものと、ご飯のおかずになるもの、デザートっぽいものなどメリハリがついている。芋の味を活かしつつ酸味を効かせたポテトサラダは絶品だ。味の濃いものも、強い味や香りの野菜を使って単調にはならないのである。引き合いに出して悪いが、クレスの野菜料理ビュッフェは、目を見張る素材の力強さに比べると調理が単調で、ひととおり食べると飽きてしまう。そのあたりが技術の差ということになるのだろうか。
紙のカレンダーが欠かせない。さすがに細かい予定は電子的なリストを使うようになったが、二か月以上を見渡した予定や、何に限らず「今シーズンの予定」みたいなことになると、紙でできたカレンダーが欠かせないのである。ただ数字を並べただけの印刷物なのに、考えてみれば不思議なものである。
そこそこ細かい予定が書けて、しかも数か月が見渡せるということで、二か月表示の卓上カレンダーを愛用していた。が、これが来年用から廃版になってしまった*1。メーカーが代替品として紹介
しているのは、壁掛けの二か月表示でお話にならない。こういうものは慣れてしまっているとなかなか替わりが利かないので困る。先日、近所の書店でたまたま似たようなの
を見つけてとりあえず購入した。前に使っていた方がベージュの地色のおとなしいデザインでよかったのだが、まぁよしとしよう。
もうひとつ問題が。ずっとリビングにつるしていたイノベーターのウォールカレンダー*2が、これも廃版になってしまった。廃版というより、イノベーターブランド自体が日本から消えてしまったようだ。輸入元兼ライセンシーが倒産してしまった由。家具や小物は輸入されているようだが、日本向けに印刷されたカレンダーは望み薄だろう。数年前にフォントが変わって初期のスマートさは失われていたとはいえ、このデザインにインスパイアされたであろうフォロワーたちとはひと味違っていた。こちらの方がインテリアの一部と化していただけに、代替品を探すのは難しそうだ。
天気が良くてこの季節にしては暖かいので、買い物に出たついでに宮丘公園
に寄っていく。手稲山から真東へ延びる尾根が石狩平野に落ち込むところである。北一条通りのトンネル西側の大きな駐車場は11月いっぱいで冬季閉鎖になってしまうが、冬枯れの今ごろがいちばん眺めがいい。駐車場から階段を上がると芝生広場に出る。広大な広場の下には水道局の配水池が隠れている。数百メートル山の上の方にある展望台に向かうと、北に石狩湾まで望むことができる。公園はこのあたりを中心に全長1キロ以上広がっている。手稲山に連なる南西側はほとんど山。アスファルト舗装されている遊歩道も、落ち葉で覆われてほとんどハイキングコースのようだ。
「HO
」の記事を見て以来ちょっと気になっていた「ムーラン・ド・ギャレット」の旭が丘本店
へ。藻岩山麓道を宮の森から界川を過ぎたところ。周りはけっこうなお屋敷が多い。まだ昼前だが、店の前に路駐している車が見えるので、予め調べておいた第二駐車場へ。店の手前(界川寄り)一筋目の路地を右(山側)へ入ったところに5、6台分の駐車場がある。
混んでいるように見えたのは、大勢で乗り付けたワゴン車がいただけだったようだ。それでも入れ替わり立ち替わり客がやってくる。店内に入ると、左側のレジの下はおいそうなパンが並ぶ大きなガラスケースになっている。場所柄とこじゃれた外観に加えて、ガラスケースがずいぶんな高級店かと思わせるが、パンの値段は意外なことにごく普通。振り返れば、サンドイッチや紙パックの飲み物が並んだ冷蔵ケースもあったりする。
パンが並んでいるのはレジ側のケースと反対側の壁際だけなのだが、とにかく種類が多い。オーソドックスなフランスパンからお総菜パンやキッシュ、天然酵母のカンパーニュまで。ちょうど昼時なので、いくつか奥のカフェスペースでいただいていくことにした*1。パンもさることながら、このカフェスペースの写真がHOに出ていて気になっていたのだ。クラシックな骨董家具を使い、大きく取った窓から光が差し込んで、なかなか雰囲気はよろしい。
ソーセージサンド、鮭のキッシュ、ホタテとベーコンのケーク・サレなどをいただく。パンももちろんいいのだが、ソーセージの下のザウワークラウトや鮭、ホタテなどの具材がとてもおいしい。かなりいい食材を使っていると思われる。キッシュなどは温めて出してくれるともっとよかったのだが。クルミのデニッシュは、甘さは控え目で入っているクルミの香りがすばらしい。持ち帰って夜食べたフランスパンやベーグルは、おいしいけれども自分からは主張しないシンプルなもの。食事に合わせたり、サンドイッチにするとよさそうだ。なるほど、この店のパン作りの方向性が読み取れる。
*1 カフェスペースにはパンやサンドイッチのセットメニューもあるので、イートインとして使うのはあまり効率的ではないようだ。
美容室
のMっちゃん*1に誘われて、夜の円山に登る。夜の9時に美容室で待ち合わせ、Kータ君と四人で登り口へ向かう。環状通を過ぎて園地に入るとかなり暗い。ちょっと迷いつつ、ヘッドランプを頼りに取り付きの急な坂を登る。階段状になった登山道の脇には、円山八十八箇所のお地蔵さんが並んでいる。日ごろの運動不足で、息も切れるが足にもくる。急坂が終わって尾根に取り付く。いったん下ってまた登ると標高 225 m の三角点がある頂上だ。
今朝まで雨が降っていたせいか、空気が澄んで夜景が実にきれいだ。曇っているので星空は望めない。コーヒーをいれてしばらくおしゃべりをして、そろそろ寒くなってきたところで下りにかかる。帰りは登りとは違うコースを西の動物園方向に向かう。こちらの道は途中から円山としては深い谷を巻いていく。雪が多いのだろうか、根元が曲がった木が多い。「円山原始林」を実感できるコースだ。マルヤマクラス
の脇を通ってまた美容室に戻る。歩いていたのは実質1時間半ぐらいだろうか。少し身体の毒が抜けたような気がした。
*1 年齢的には娘(Kータ君は息子)と言っていい世代なのだが、このオジサンは彼らと同じ側にいると思い込んでいたりする。
西野の某所に引っ越してきて7年と8か月ほどになる。近所はくまなく歩いて、どんな店があるかぐらいは把握しているつもりだったが、こんな近くにパン屋があるとは最近まで知らなかった。場所
はかなりわかりにくい。広島通りのツルハドラッグの向かいを入っていき、西野川の手前の小さな公園のやや手前右側。「ミリー」という。元は自宅のガレージ*1だったという小さな店で、小柄でかわいいおばさまがひとりで作っている。「HO
」の別冊*2で紹介されたのがメディア初登場ではないだろうか。ウェブで検索しても、ほとんど情報が出てこない。
「HO」の記事にあったベーグルは、土曜だけの受注生産である。金曜にお願いしておいたものを、昨日引き取りに行き、今日いただいてみた。午後二時ごろに行くと、店頭のパンはすべて売り切れ。予約のベーグルなどが残っているだけだった。ベーグルはやや小振りで、つるんとした表面がきれいだ。mirry という焼き印が押されている。中は非常にきめが細かい。やや甘く、全体としてとても上品なベーグルである。小さいので、夜に小腹が空いたときにちょうどいい。他のパンもそうだが、作っている人がそのまま現れているような印象である。
昨日に続いて夜の街中へ出かける。今夜は道新ホール
でバンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル・イン・ジャパン
。キレたショートフィルムからシリアスなドキュメンタリーまで、バンフの映画祭の優秀作品が全国を回る。今年は京都の上賀茂神社の屋外でも二日間開催されたらしい。あの広い境内なら気持ちいいだろう。札幌の会場はいつものことながら、プロ、アマチュアを含めて道内のアウトドア関係者の同窓会場の様相を呈する。ちょうどシーズンオフになり、そこここで久しぶりのあいさつが交わされている。
バンフ・フィルム・フェスティバルが終わった後、Hさんと3人で夕食へ。狸小路にある「北斗星
」という煮込みハンバーグの専門店である。狸小路は概ね行動範囲外だが、この店はちょっと目立つのでなんとなく知っていた。意外と狭い店は、オープンキッチンが大きく取られ、調理の様子も見せるようになっている。派手にフランベしたハンバーグを、別に茹でたり素揚げしたりした野菜といっしょに土鍋に入れ、デミグラスソースで短時間煮込む。煮込みハンバーグというと長時間ソースで煮込んで味のしみたものを想像するが、それとはちょっと違う。構造的にはスープカレーと似ている。
ブラウンシチュー煮込みハンバーグとカレー煮込みハンバーグをいただく。ブラウンシチューもカレーソースも味付けは意外とあっさりしていて、伝統的な札幌基準の濃い味ではない。野菜はほどよく火が通っていてなかなかよろしい。肝心のハンバーグはかなり大きいが、あまり肉の旨味は感じられない。値段が値段なのでやむを得ないだろう。ソースの味で食べるのだと思えば納得できる。全体に味付け自体はさっぱりした仕上がりである。ただ、カレーソースはかなり脂が強かった。ブラウンシチューはそれほどでもない。まじめに作られているし、これから寒くなったらお手軽に腹一杯になる煮込みハンバーグはなかなかいいかもしれない。
中島みゆき
コンサートでニトリ文化ホール
へ。まだ「厚生年金会館大ホール」と言った方がしっくりくるが、札幌市が建物ごと買い取って「さっぽろ芸術文化の館」などという寒い名前になり、ニトリ
がホール部分の命名権を買ってこういうことになっている。以前「夜会」について、役割は終えているのではないかなどと書いたが、エンターテイメントとして見れば、コンサートの方が純粋に楽しめる。今回も旧い曲も取り入れて、昔からのファンのツボも押さえている。あいかわらず曲とおしゃべりの落差が楽しいが、要はセルフDJ付のコンサートだと思えばよろしい。本人はまだ夜会はやりたいようなことを言っていたが、何か実験的な試みでも無い限り、コンサートを毎年やって札幌に来てくれた方が気楽に楽しめると思う。
先日の雪見カヤックのときに富良野のとなりの独尊で買ってきた天然酵母パンである。パン自体はカンパーニュタイプの甘くないもの。当日の夜食に食べたときは、パンの生地よりも胡桃やドライフルーツ(レーズンとイチジク)の旨味が勝り*1、パンからドライフルーツがやや浮いているような印象だった。が、残りを今日食べてみると、パンの生地がおいしくなり、全体に馴染んでバランスが良くなっている。パン生地と具の一体感が出てきているのだ。やはり硬めのパンは少なくとも一晩ぐらい置いた方が旨いようだ。
*1 このドライフルーツ、特にイチジクはかなり上質でたくさん入っている。食べる前は値段の張るパンだと思っていたが、これなら納得がいく。
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・ ふみ [若いお友達とまったり夜の登山いいですね~~。 私も一度しか登ったことがなくて、 登山道が2つもあることもしりませ..]
・ yu [> ふみ 仕事帰りに登ってみる? 天気のいい日を選んで。]
・ ふみ [いいですねーと言いたいところなんですが、 職場の忘年会が終わるまでは 前もって予定を立てるのが難しい状況なんです..]